SNSに関するコンサルティング
その後の状況

株式会社マーケットエンタープライズ
菅野さんインタビュー

2018.5.14


菅野さん
株式会社マーケットエンタープライズ



田中千晶
株式会社BES 代表取締役



当社が数ヶ月SNSに関するコンサルティングをおこなってきたマーケットエンタープライズ社に訪問し、その後の状況について担当の菅野氏にお話を伺いました。

現在の状況について

田中:2ヶ月ぐらいのSNSに関する講演で反応や変化はありましたか?

菅野氏:今まで、WEBプロモーションに携わったことがないマーケティング部門以外の人事、広報、新規事業のメンバーにSNSに関する最低限の知識は底上げできたと思っています。

田中:講演している中で、社員によっては全くSNSに関心がなかったようでしたが?

菅野氏:私生活や業務でSNSを全然使っていない人は、やっぱりもう少し手前からのアプローチが必要と思いました。そもそもSNSでどのように何を表現していくかを最低限掴んでいるか、いないかなどに違いがあったような気がします。

田中:社長も参加していただいていたのですが、社長もそれほどSNSに関心は高くなく、御社の中で広告は主にリスティング広告が主で、SNSでの広告には力は入れていないようですが?

菅野氏:社長の小林はSNSも関心は高く、新たなプロモーション活用については積極的ではあります。社内でも様々な広告にチャレンジはしているのですが厳密なCPAを元に広告を行っているので、どうしても費用対効果がわかりやすくて、安価に獲得していけるところに重きをおいてきたところがあります。

田中:セミナーの中で話をさせていた中で、SNSで認知をある程度獲得してから、費用対効果のいいリスティング広告を使うなど、目的によって広告が違ってくるという意識付けは変わったりしたでしょうか?

菅野氏:私の部署のメンバーの中では、SNSとリスティングの違いを把握できるようになりました。場合によってSNS向きかどうかを思考するようになりプロモーションに関する発想自体が変わってきたようです。

田中:ビギナーズ(https://www.rere.jp/beginners/)がSNSと親和性が高いと思っていたのですが、商品を認知させる手段として、今後うまく使っていければと感じたのですが、そのあたりはどのように考えていますか?

菅野氏:これから活用していきたいなあというところです。現状の運用ではまだ期待通りにはできていないので、もうひと手加えて、うまくやれれば、もう少し効果的にできると思っています。

田中:現在のレンタルの好調さはビギナーズからの流入が多いようで、オーガニックの自然流入ですか?

菅野氏:そうですね。自然流入が主な状況となっています。

ツイッターについて

田中:カシモのツイッター(https://twitter.com/kashimo_PR)において、ソフトバンクイベントでの早朝に並びながら実況中継で注目されていたのですが、このような活動は今でも行っていますか?

菅野氏:その時はサービスも立ち上げたばかりでマーケティングのやり方に困っていた時期でした。結果として面白い試みでしたが、かなり時間がかかるので現状はそこに力を入れられなくなっています。

田中:この並ぶという発想はどこからでてきたのですか?

菅野氏:発想の元としては、新製品のガジェットがバズりやすかったり、人気製品によるトラフィックが集まりやすいと考えていたので、そこをうまく活用できたら面白いという発想でした。

田中:過去に、新製品の発売時で出待ちのようなことはあったのですか?

菅野氏:これまでは新機種のプレゼントキャンペーンみたいなことはやってきたのですが、実際に取材に行くのはこの時が初めてでした。

田中:写真の撮り方とか光の当て方とかについて講演でお話したのですが、その後、意識的に変化はありましたか?

菅野氏:実際には写真を撮るシーンがあまり多くはないのであまり常に意識はしていないのですが、画像を選ぶ際にはすごくこだわっています。しかし、スピード感と質へのこだわりとの判別が難しいです。1投稿で時間かけすぎてもよくないので、そこのバランスを考えることがメンバーの中では難しいと思っています。

フェイスブックページについて

田中:現状はフェイスブックページ(https://www.facebook.com/marketenterprise/)の使い方がホームページとあまり変わらず横並びな感じなのですが、違う使い方もできることを講演の中で指摘させていただいたのですが、意識的に変わった部分はありますか?

菅野氏:このあたりはあまり変わっていないのが現状ですが、仕組み的にWEBを理解しているメンバーがサポートをして、SNSの使い方をうまくやっていかなければいけない認識は社内ではできています。

田中:採用にも使いたいとのお話でしたが、採用関連のFacebookページは現在は止まっている状態のようですが、どのような理由からでしょうか?

菅野氏:当初は採用ページを作って、フェイスブック広告を使って集客を図り説明会に誘導してみたことはあります。しかしながら費用対効果が良くなかったため一度停止をしました。現在は人的リソースをあてていないため更新していないままの状況になってしまっております。

田中:採用に関しては、現状はSNSよりもメディアやリクルート使っているのですが、今後もですか?

菅野氏:変えたい状況です。SNSは採用との相性が良いと考えているので活用をしていきたいと思っています。

田中:使い方を身に付けるのと、学習するところは若干能力が違うので、講演の中でも感のいい社員は実際にユーザーとして使っている経験者であり、社員間でリテラシーに差があったようですが?

菅野氏:そうですね。普段からSNSを活用している社員は通常の投稿などについての理解度が高かったようです。広告の運用となると管理画面の理解や使い方など身に付けるには時間がかかるので、ノウハウの吸収までには至っていないのが現状です。

田中:広告でスタンダードアドなど外部リンクへの広告は行っていたのですか?またその時の効果はどうでししたか?

菅野氏:SNS広告は使ったことがあり、ターゲティングについては効果がありました。投稿についてはうまくとれておりません。

田中:フェイスブック広告でもリスティングと同じようにCPAが下がってくれば入れていくとのお話でしたが、そのあたりはいかがですか?

菅野氏:そもそもリスティングだとクリック単価が高すぎるものはSNS広告でも展開していく考えではあります。

田中:直近で考えているワードはなんでしょうか?

菅野氏:家電のレンタルなど時期によってクリック単価がかわるものです。競合が多かったり、クリック単価が高すぎるものはリスティングから切り替えて、他社もやっていないフェイスブック広告を伸ばしては行きたいと考えています。

田中:今後SNSを使って伸ばしていきたい分野はなんですか?

菅野氏:レンタルや通信など新規事業の集客に活用したいと考えています。、もちろん採用の部分も相性がいいと思うので取り入れていきたいと思っています。

田中:組織的な話しで、今後、新規事業や、採用をSNSで運用してく場合、何人かで分業するイメージですか?

菅野氏:場合によりますが、運用できるメンバーを育てながら基本は社内で完結していきたいと思っています。スピード感が必要な場合は代理店も使っていきたいと考えています。

田中:社内でノウハウを貯めていきたい考えを持っている会社と思ったので、2人ぐらいは、SNSの投稿できたり、広告についてわかったりする社員をそろえていった方がよいかと思いますが、いかがですか?

菅野氏:必要ですね。SNSに関しては社員のメンバーの方が社内の細かいところも気づくので、差別化にもなると思っています。

田中:今期、会社として力を入れていくサービスは何になりますか?

菅野氏:全体的に力を入れてくのですが、既存のリユースを伸ばしつつ新規事業も成長させていきたいと考えています。

ビギナーズについて

田中:ビギナーズ(https://www.rere.jp/beginners/)のSNSはどのように運用されていますか?

菅野氏:インスタなどSNSに興味関心の高い担当者が運用しています。現在、記事は外部のライターも使いながら頻繁に投稿しています。SNSとの連動し投稿をしていますが、フェイスブックは反応が悪い状況です。

田中:記事の中でどの記事のアクセスがいいのか分析はしていますか?またどの分類のアクセスがよいですか?

菅野氏:分析は毎週していて、全体のページビュー数は数十万PVを超えています。楽器やカメラの初心者向けの内容がよく見られていて、特に一番人気の高い記事はギターのコードを紹介している記事です。

田中:流入源はどこになりますか?

菅野氏:流入源はオーガニックの自然流入が多いです。

田中:毎週の分析結果から記事ネタを決めていますか?

菅野氏:分析結果から効果的な次の記事を決めています。

田中:SNSとの連動ではツイッターの状況はいかがですか?

菅野氏:ツイッターは以前よりは反応が増えた。なかでも講演でアドバイスいただいたような題材がよいものについては「いいね!」がつくようになってきた。

田中:エンゲージメントが高くなる上げ方など、講演の中でもっと実演した方がよかったですか?

菅野氏:運用については以前よりも工夫をしたり活用をしたりすることができるようになりました。現状は、画像もフリー素材などを活用することが多く、それほど時間をかけた投稿での反応は狙ってはいなかったので問題はありません。

田中:記事に対しての広告もできるので、今後流入源としてのSNS広告について利用してみてはいかがですか?

菅野氏:そこは次の課題でもあります。、運用と広告費がかかると実施まで時間がかかるところもありまだ実現できていません。広告をまわして最終的にビギナーズのKPIを達成できれば問題はないので、その選択肢として広告を使いたいところです。

田中:その要因としては担当者がイメージできないのか、それとも会社として比重を置かないのか、どちらになりますか?

菅野氏:会社としてはトータルの予算は明確に出しているので、その範囲内でKPIを達成できる手段を問わずに行っています。社内の中で自発的にSNSを使うイメージができておりません。しかしながら今後は、全体の予算からすでにかかっている費用とSNS広告費用を比較検討しながら、どちらが有効か考えることで、KPIを達成するために広告の選択肢として幅を増やしていければと考えています。

田中:社内での情報交換会のようなことはしないのですか?

菅野氏:情報交換の場としては、社内キックオフなど社員を集めるタイミングは多いです。IT関連のノウハウ共有や勉強会なども実施したりしています。今後は、SNSという題材も加えていくことを広げていきたいと思っています。

田中:動画についてのどのような状況ですか?

菅野氏:人撮影や準備などリソースが多くかかることから動画についてはまだ実施していません。家電、カメラ、楽器レンタルはレンタカーやDVDなどのレンタルとは違い顕在ニーズの方が世の中的にまだ少ないと考えております。
主にSEMで顕在化しているニーズをメインに獲得している状況なので、これ以上とれないという状況になる前に、SNSを活用していかないと、ずっと成長していくことは難しくなってくると思っています。

田中:認知のところをSNSで獲るというよりも、既に顕在化しているところでSNSをうまくつかいながら、ビギナーズでレンタルを広めて、顕在層に行ってから認知のところも獲っていくイメージですか?

菅野氏:そうですね。今のところビギナーズでの獲得はできるようになってきましたが、今後はSNSや動画を活用し認知もさせて行きたいです。

田中:現状、どのようなサポートがあればよいですか?

菅野氏:今後、多角的な展開をしていく時に、SNSや動画などチャレンジする部分で外部をうまく使ってやれたら、もう少しスピーディーにできると思っています、新製品とか、新しいパッケージとかを試す時に一部外部を使ってプロモーションしていきたいと考えています。

田中:今までの広告は社内完結しているが、新製品、新規事業についてはスピード感を重視して1回外部を使ってから、ケーススタディを社内吸収させていくイメージですか?

菅野氏:そうですね。そしてサービスを問わず、どんなものでもうまく対応できる人材を育てていきたいと考えています。会社自体もコングロマリットグループの実現にむけ様々なサービスを提供できるように、外部を使いつつも、そのノウハウを社内に吸収して、内部にも柔軟に対応できる人材を揃えていきたいと考えています。


今後のマーケットエンタープライズ様のSNSを活用した事業展開に期待しています。本日はありがとうございました。

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